（ブログより抜粋）

～人は見た目が９割～

ベストセラーにもなっている同書。
興味はあったのですが、読まずに今に至っております。
タイトルから受ける印象は、容姿端麗でなければ云々という感じですが、
実際の内容は、人が受ける言語以外の情報を深く掘り下げているらしい。読んでないけど。

婚活はもちろん、恋愛、または仕事など、人と関わる上で見た目の印象はとても重要です。
容姿端麗でなくても、ファッション・髪型・メイク・表情・雰囲気・香り。
それらが、トレンドを取り入れつつ、バランス良く似合っていて、尚且つ清潔感もあるのなら、顔のつくりはさほど重要ではない。

特にお見合いではポイントが高い。一撃必殺だ。

会員様に限らず、世間一般的に男性より女性の方が、いわゆる「見た目」を良くすることに関しての熱量は、高いようだ。女性は様々なことにアンテナを張って、自分磨きに余念がないので。

じゃあ男性はというと。
もちろん中には意識の高い方もいらっしゃいますが、大体は時間の過行くままに、おしゃれから遠ざかってしまう方が多いように感じます。

そんなに特別なことはしなくてもいいんです。
例えば、床屋から美容室に変えてみる。ついでに別料金にはなりますが、眉も整えてもらう。
若々しいヘアスタイルになったら今度はお洋服。
スーツは体にフィットした、細身のラインが今のトレンドです。
ダボっとしている昔のスーツは捨てましょう。
そして靴も、スーツに合わせたスタイリッシュなドレスシューズに変える。
ここまでやったらかなり別人になります。個人差はありますが、１０歳は見た目年齢が若くなります。

よく、「ありのままの自分を受け入れてもらいたいから、自然体でいくよ」なんて言う人いるけど。
まあ、それはそれで気持ちはわかる。お相手様次第では成婚できる場合もある。
程度の問題もありますが。

以前担当していた婚活二年目の男性。
見合い回数は１０回以上。交際にすらならない。
彼は、条件も悪くなく、年齢も３０代で頭脳明晰、人柄も良し。
ただ唯一気になったのは、見た目。

すそ足らずのスラックスに、乳首が透ける安っぽいシャツ。
髪型は、読みかけの本をバサッと頭に乗っけたような、見事なシチサン分け。
お顔は綺麗なのにもったいない。

私は彼に言いました。
今まで１０回以上お見合いをしてダメだったということは、今のあなたでは難しいということ。
ずっと見合いをし続ければ、いつかは受け入れてくれる人も見つかるかもしれないけれど、保証はないし、何より時間とお金を浪費するだけ。だから思い切って見た目を変えてみましょう。

彼は素直に承諾してくれて、後日二人で鶴屋に行くことにしました。

当日、彼は現金４万円ほどと鶴屋の６万円分のプリペイドカードを持ってきました。
プリペイドカードはお母様の名義でした。きっと、息子の結婚のためだからと持たせてくださったのでしょう。
お母様の息子を想う気持ちに応えなければと、二人で張り切って出発しました。

まずは美容室に行き、例のシチサン分けを当時流行っていたソフトモヒカンにしました。
次は鶴屋で、お見合いとデートの勝負服を何パターンも着回しができるように購入。
最後に、ABCマートで靴も揃えました。
そして会社に戻り、購入したお洋服に着替え写真撮影して終了。
丸一日かかりましたが、別人のように素敵になった彼は、姿勢も良くなり明るい笑顔で帰って行かれました。

そして、大変身してから最初のお見合いの女性と、交際２ケ月で成婚退会なさいました。

彼は、単に見た目が変わっただけではなく、自分でお洋服を買いに出かけたり、美容室を予約してヘアスタイルを維持したり、香りにまで気をつかうお洒落さんになられました。

見た目以上に中身に変化が起きたということです。
自分を磨くことで、「自信」を手に入れる。これが女性と向き合う上で必要なんだと感じました。

相手の好みを変えるより、自分を変える方が簡単。
まずは、見た目から変えてみましょう。

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